若手社員
座談会

”「医療・健康・環境」の3つの分野を軸に確かな技術力をもって社会に価値を提供する”
というメッセージを掲げる株式会社サンプラネット。
2024年に入社された4名の方々に、座談会に参加いただきました。
相談しやすい
先輩たちや
職場の雰囲気の大切さ
職場の雰囲気を教えてください”
荒崎
現在携わっているのは主に2つの業務で、ひとつは認知症治療に関する創薬スクリーニングの受託解析というものです。薬の種となる化合物を神経細胞に添加して、アミロイドタンパク質を測定し、薬効を評価しています。もうひとつは、薬剤の副作用に関する業務で、不整脈などの副作用を起こす可能性がある化合物かどうかを調べるというものです。

野々山
私は医学会の運営業務で、チームとして1年半から2年近くをかけてそれぞれの医学会の準備と当日の運営を担当します。制作物や協賛企業の方々、当日ご出席される方々とのやり取りなどを学んでいるところです。
制野
私は、研究所の方々が使用する機具類や空調機の点検、高圧受変電の設備点検、巡回業務など、設備管理が主な業務になります。
竹市
私は、エーザイと一体となって主に新薬開発支援を行っています。新薬の有効成分が時間経過の中で、どのように変化するのかなどの試験に取り組んでいます。HPLC(※)を使用した試験や溶出試験、水分測定、乾燥減量、性状、抗体試験などによって製剤の安定性試験に関わっています。
大学では栄養系の学科だったのですが、人を助ける仕事がしたかったことと薬学関係への興味があって、サンプラネットを志望しました。サンプラネットでは最前線の製剤開発支援に携われているという実感を持って業務にあたることができています。
※HPLC:高速液体クロマトグラフの略語で、液体中に溶解している成分を分析するもので、化合物を分離してどのような成分がどれくらい含有されているかを定性・定量分析することができます。
野々山
私も大学は生命科学という学科だったのですが、高校時代に 化学や生物が好きだったことや、もともと薬学に興味があったことが志望動機として大きいです。また、以前に新型コロナウイルス感染症に罹患してとても辛かった経験があるので、より薬学や医学系の仕事に関わりたいという気持ちが強くなったこともきっかけになりました。
制野
私の場合は、学校で学んだ電気工事の知識を業務につなげられるということが理由としてあります。また祖母を癌で亡くしたのですが、サンプラネットでは抗がん剤の製薬支援も行っているということで、自分なりに製薬に関連する分野で役立つことができたらという希望があって志望しました。
荒崎
私は、学生時代は培養細胞を使った実験や遺伝子・タンパク質発現解析を行っていました。分野としては違っていても自分の技術や知識が活かせるのではないかということと、サンプラネットの業務内容が自分のやりたいことと一致していたので、入社後の姿が想像しやすかったということがありますね。
竹市
私の職場では、小さなミスが大きなミスにつながってしまわないように、普段から何でも相談しやすい関係性や雰囲気を作ってくださっているので、とても会話がしやすいということを感じます。業務に関してはもちろんですが、業務以外でもいろんな話で盛り上げてくださるので、困ったこともすぐ相談できるのかなと思っています。
野々山
よくわかります。”大丈夫かな?”とこちらを気にかけてくださっているだけでも聞きやすかったり心強かったりしますよね。業務上、電話の取次ぎ対応も多いのですが、”誰を探していますか?”って聞いてもらえるだけで、こちらも聞きやすいです。みなさんすごく忙しそうなのに、そうした気配りにすごく助けられています。
制野
私の場合も、先輩が現場まで一緒に連れて行ってくれて設備の内容を教えてくれるのでありがたいですね。定期点検業務や非定常作業などは種類が多く、覚えることも多くて大変なのですが、優しい先輩ばかりなので気負うことなく仕事ができていますね。
荒崎
私は性格上、”こんなこと聞いていいのかな?”と思ってしまいがちなところがあるのですが、定期的に”何か困ったことない?”と聞いてくださるので、なんでも相談しやすいという雰囲気を感じます。また細かい疑問点に関しても丁寧に教えてもらえますし、何度も聞いてしまうのも新人という立場ならでは(笑)と思うようにしています。
情報を共有することを、
先輩たちの姿から見て学ぶ
荒崎
自分のマイルールとして”聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”という言葉を大事にしています。わからないまま放置すると、後々大きなミスやトラブルにつながる可能性があるので、せっかく何でも聞きやすい職場の雰囲気があるのだから、躊躇わずに聞くように心がけています。

竹市
私も上司に同じことを言われました。”困ったことや悩んだことはひとりで抱え込まず、迷わず周囲に相談すること”を私もマイルールにしています。自身で考える思考力や判断力も大事だと思っていますが、それでミスや失敗を起こしては元も子もないので、困ったことや悩んだことはどんな小さなことでも相談しようと思っています。実際に、先輩方もすぐに情報や気づいた点を共有しているので、自分もそこから学んでいますね。
野々山
私は、期日を守ることを大事にしています。メモを取って、ひとつの作業が終わったらそれを見直すことでミスを防いだり、ミスを起こしてしまった場合は繰り返さないように心がけるようにしています。でも、”きのう・きょう・あした”という言い方がなかなか抜けず、”昨日(さくじつ)・本日(ほんじつ)・明日(あす)”という言い方ができていなくて…(笑)早く使えるようにならないといけないな、と思っているところです。
制野
私の場合は、ひとつのミスが大きな労働災害や薬害などにつながりかねないような危険な作業もありますので、一つひとつの手順や危険予知を徹底することで安全に作業することを大事にしています。
以前、機器の故障による大がかりな復旧作業に自分も一員として担当しました。苦労して修理を終え、機器を使用している研究員の方に”直りました”という報告ができた際に、役に立てているんだなと実感してやりがいを感じましたね。
荒崎
私の場合は、きれいなデータが取れた時はやりがいを感じますね。きれいで良いデータが取れるということは、ちゃんとした正しい手順で実験ができたということでもあるので。
竹市
きれいなデータというのはよくわかります。私も正確な分析結果を提出できるように心がけています。またデータとしてはきれいでも、実験過程で自分の中で何か引っかかり気づいた時は、その点も加えて提出することも大事にしています。
テーマによっては3〜4年かけて分析を行うこともありますが、書庫に行って自分が担当しているテーマの報告書に先輩の名前を見つけた時に、自分も先輩方と同様に担当者の1人として創薬に携われているんだと実感してやりがいを感じますね。
野々山
私は基本的にチームで業務にあたりますが、現在準備している医学会が無事終わった時に、走り切った実感を持てるのでないかと思って取り組んでいます。小さなことをクリアしていくことで、最終的な大きな達成感が得られると思っています。
多様な価値感を持って
社会に貢献する
荒崎
自分の就職活動中のことを振り返ってみてわかるのですが、何をしたらいいのか、どんなスキルが必要なのかと不安なことが多いと思います。でもこれから一緒に働く仲間になる方々には、そんなに身構えなくても大丈夫ですと伝えたいですね。
制野
自分の専門知識を活かすことができる職場です。施設管理に関係する資格取得にも注力できます。私たちの設備管理ユニットのメンバーは、創薬支援が円滑に進むように施設の安定稼働に尽力することで人助けに貢献したいという気持ちを持ち業務に臨んでいます。皆さんと働ける日を楽しみにしています。

野々山
サンプラネットには、この座談会のメンバーが所属する部署以外にもいろいろな職種があります。私は就職活動中に、自分のやってみたい業種や職種の考えを狭めないように考えるようになりました。自分のやってみたいことを周りの方々に話し、自由に選択することをお勧めしたいと思います。
竹市
学生時代に経験してこなかった理化学実験を行う部署で最初は不安でしたが、OJT研修やマンツーマン指導制度などが充実しているので、着実にできる試験が増えていきました。ジョブチャレンジ制度などもあるので、チャレンジすることで、自分が描く将来像に近づくことができるのではないかと、期待できると思います。
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